社会

中国新型肺炎とは!いつどこで誰から出た?症状と原因、なぜ問題?

中国で新しい型の肺炎が発生し、話題になっています。世界各地で感染者が発見され全世界へ広がりそうな勢いを見せています。

中国では医療従事者の感染も確認されましたが、その情報について、 中国政府が情報を隠したのではないかという疑いも出ています。今後日本で広がる可能性もあります!

そこで、この新型肺炎の基本的な情報について、知っておきたいこと調べました!

中国新型肺炎ってどんな病気?

いつから出たの?

2019年12月に初めの感染者が確認されました。

どこのどんな町で出たの?


中国 湖北省 武漢市で確認されました。

武漢市は中国主要都市の中心に位置しており(北京から5時間、上海・香港から4時間 )、中国の東西南北を結ぶ商業都市。

日本の成田・福岡・静岡から直行便の飛行機が出ています。成田から4時間40分のフライト近い!朝出たらお昼についちゃいますね・・・

若い20-24 歳の人口が特に多い若者の街。 大学も多く、在籍者数は、中国第 1 位。日本語を学ぶ学生が多く、毎年1000人日本語を話せる人材が卒業していますが、供給過多です。


中国で最も自動車組み立て工場が集積しています。日本企業に勤めたり、日本へ職を探してくる若者の往来が多そうですね。

誰から出たの?

海鮮市場の関係者から始まったようです。

海鮮市場ですが、野生動物の売買があるらしく、ネズミやアナグマから人へ感染したという見方が出ていましたが、ヘビからという説も。当時の市場にいた動物すべての検査をするのは事実上不可能でしょうから、特定は困難です。

アナグマって・・・ ?どんな味??

これ!別名ムジナ。お肉は”濃い豚肉に牛肉の香り”でおいしいとのコメントも・・・

タケネズミ??どんな・・・味?

日本ではペットとして飼っている人もいるようです。

竹を主食とし、「鳥の味を濃くしたような」味がするそうです。中国の貧困層ではこのネズミを飼育することで貧困からの脱却の試みている人もいるとか。

どんな動物も食べる文化=どんな動物からも病原体を人へ感染させるリスクある文化とも言えます。文化なので非難することではないです。が、動物を扱う市場に携わる人の健康管理に中国政府は関心を持ってほしいです。

どんな症状が出るの?


発熱、全身のだるさ、乾いた咳。 入院するほど重症だと呼吸困難。

今回の型は、同じ原因の病気と言われる『SARS』や『MERS』ほど重症度は高くないようです。
( 『SARS』や『MERS』 については 後半で簡単にまとめました)

原因は?

新しい型のコロナウイルスが原因と考えられています。

コロナウイルスって?

電子顕微鏡でみたらこんなやつです。よく見ると〇のまわりにツブツブがついてます。

  • 哺乳類・鳥類の呼吸器・消化管に感染するウイルス。(菌ではありません)
  • 『風邪』の原因の15%が子のコロナウイルスの仲間が原因とも
  • たくさんの『型』がありますが、たいていの型の起こす症状は軽いものがほとんど。

どうして中国新型肺炎はこんなに問題になっているの?

その理由は、

  • 発熱も自覚症状もない潜伏期間が長く・軽症例が多い 自覚がないので他人にうつしやすい
  • 重症化した時の死亡率が今のところ高い
  • 早期の診断が難しい
  • 飛沫だけでなく、便からもウイルスが排出される
  • コロナウイルスはどんどん変異して新しい型ができるのでワクチンが簡単にできない


WHOによれば致死率は3%程度

ちなみに インフルエンザは致死率1%以下です。

WHOによると、”これまでの死亡者は7割が40歳以上で、 高血圧などの基礎疾患を持っている人が多い ”そうです。

軽症例もあり、自覚なく日常生活を送る感染者が感染を広げてしまうのに、重症化した時の死亡率が高いこと。コロナウイルスの変異スピードが速くワクチンが追い付かないことに問題があります

流行の中心地が中国の東西南北を結ぶ商業都市であること。
若者が多く、移動が多いことも広がりを加速させていますね。

新型ってどういうこと?どうしてすぐワクチンができないの?

コロナウイルスはどんどん変異します。イラストのトゲトゲ(スパイク)の形がどんどん変わるイメージです!

コロナウイルスのイラスト

とても速いスピードで変異するウイルスの変異スピードはこんな感じです。


たとえば、インフルエンザウイルス。1個のウイルスは1日で100万個以上に増殖。それが 人間の突然変異の 1000倍の確率で 変異します。ちょっと想像できない速さですよね(汗)

それがワクチン作ろうとしてもなかなか追いつけない 理由です。

今までに確認され 大きな問題となっているコロナウイルスの病気

SARS:重症急性呼吸器症候群

2003年に中国で発見、流行。患者数8,273人(香港を中心に8,096人が感染。37ヶ国で774人死亡(致命率9.6%)コウモリから人へ感染

MERS: 中東呼吸器症候群

2012年に英国で「中東へ渡航歴のある重症肺炎患者」から発見。(致死率35%) ラクダから人へ感染

予防のためにできること

根本的な治療法やワクチンもありません。

ワクチン接種以外はインフルエンザ予防と同じです。

人ごみに行かないことも予防になりますが、 体調管理をして、免疫力を上げておき、手洗いとうがい、マスクで自己防衛しましょう!


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