最近のドラマ、ワンパターンで先が読めちゃう。原作漫画があるドラマが多くて、オチが分かっちゃう・・・日々の気分転換に楽しみにしていたドラマの不作に苦しみ、絶望すら感じることありませんか？！不満を分かち合いましょう！（笑）
どうしてこうなっちゃったんでしょう？これからどうなるんでしょうね！
だからつまらない最近のドラマ、殺人/刑事ものか、美形天才（医師）ものばっかり！全局水戸黄門か！？
殺人と天才。これ以外で今のテレビドラマでは『面白さ』を組めないのかもしれません
凶悪犯・知能犯に挑む主人公。誰に肩入れすれば安全にドラマを見続けられるか、たいてい誰にでもわかる。グロめだと、主人公の配偶者か子供が死ぬ。
美形天才医師（シェフ）。周りの批判などお構いなし。自分の技術に絶対の自信をもって鋭いコメントを放つ。そこにちょっとスキをつくって恋愛を絡める。 だね！
これって、ほぼほぼ「プリキュア」「仮面ライダー」型の定番？！
最近のドラマをつまらなくしているのは時間とお金の制限のせい？
昔、千葉県で一番人気のラーメン屋に数時間並んで2000円近くするラーメンを食べました。お肉がもりもりにのってました。やっとの思いで食べた後・・・
2000円くらいが値段の限界。ラーメン鉢が量の限界。ラーメン鉢に高級食材をいかにつめても、鉢のなかで完結する。これがラーメンの限界か・・・
と感じ、一気に『定食派』になりました。 （いや、その制約のある中でもっと美味しいラーメンはあるんだと思いますけど！とにかく寂寥感がありました）
これと同じ現象が私の中のテレビドラマ観にも起きています（笑）
1話1億。20話20億が1本の製作費の限界。1話1時間、20話20時間がテレビドラマの限界・・・
製作費の多くは出演者のギャラ。脚本にかけるお金は少ないので、ストーリーではなく俳優・女優を眺めて楽しむのが、エンターテイメントの主体になります。
ストーリーを愛でたい私には生きづらい世の中です・・・
時間も20時間。もし、現在95巻ある『ワンピース』の世界観を、1シーズンのドラマ脚本に書き直したら乱暴ですよね（汗）
大切にしていたあのエピソード、あのセリフ・・・ないんかい？！あれがあるからこそのこの物語でしょ？！ って 暴動が起きちゃうかもね！！
人気小説か東野圭吾さんの作品は平均300から500ページ。名作と名高い長編の『白夜行』は800ページ。濃さが違います。
原作本・漫画を映画・ドラマ化すると脚本（ストーリー）がどうしても薄くなります。
もう、薄いストーリーの薄利多売は耐えられない・・・
こんな声に対応したのが、映画「この世界の片隅に」の1作目でカットされたストーリー（重要）を入れ込んで作り直された「この世界の片隅に さらにいくつもの」の公開ではないでしょうか。
だって、主人公の夫が主人公の友達？と関係を持っているかどうかって重要な要素すぎるでしょう！！
ぎゃ！ネタバレ！？
あの要素を落としているのに、ストーリーを仕上げた脚本家の技もすごい・・
でも、目だった動きのない主人公の友達の出現、意味をなさないメモなど、違和感ありましたよね。
これからの日本のテレビドラマはどうなる？！
現在、翻訳技術がものすごいスピードで進化していますから、テレビドラマの選択肢が世界中のドラマに広がります。
その中で、日本のドラマは多くて20億・20時間しばりがある。これからは、
短い時間で多くのストーリーイメージを届けるために短歌・俳句のように、短い単語で膨大なイメージを呼び起こすドラマ作りが必要になりそうです。
「この世界の片隅に」の脚本家やのような能力が求められていくでしょう
そして、
それを楽しむには、視聴者の想像力が必要！
うーん。でも、今の情報氾濫社会で、社会的平均想像力が成長しているのか疑問。
想像しないでグーグル先生に聞いちゃうこと多いな～
革新的技術開発や犯罪抑制のためにも、「想像力」を数値化してセンター試験で問うのはどうだろうか・・・
すぐにネットで「ネタばれ」を検索してしまう我慢強くない一般人（私とか）に、
・長編小説を粘り強く読んで世界観を味わうこと
・俳句をよんで言葉の向こう側にあるイメージの世界を味わうこ
こんな楽しみ方ができる能力があるんだろうか・・・
もうさ、ドラマは定番パターン、水戸黄門型って割り切って安心してみればいいんじゃない？
く～～～～同じ１時間、ワンシーズン20時間をうすいストーリーで過ごせと！！
うすいカルピスくらい嫌だ！！！ぐあ～～～
そこで・・・悩む？私？に、あるドラマが革命をもたらしました。
全世界で同時に1930万人？！が生放送をみた大人気海外ドラマ
ゲームオブスローンズ！・・・スケールが違いすぎ。脚本に翻弄されて完全に中毒！
見た後、手の平が汗でびっしょり、口の中カラカラです！
